戦地からの葉書 終戦記念日によせて

葉書文面

葉書表面 今年も終戦記念日がやってきます。先日、戦時中、ビルマから届いたものだという葉書を家内の祖母から見せていただきました。この葉書は陸軍第56師団(通称 龍兵団)に軍医として従軍していた祖母の兄 高橋實が書き送ったものです。ビルマは、インパール作戦がおこなわれた場所でもあり、大変な激戦地で多くの日本兵が亡くなられた戦場でした。高橋實もこのビルマのミチナという場所で命を落としたとのことです。
 
 文面には「只今、内地では温床にはキウリやナスビが芽生えていることと想いますが当〇〇地では図のような紫や白のナスビのたべ盛りです。皮がかたくて内地のモノとは比較になりません。芹もそのしゅんを過ぎましたが、その芹あえは又よく故郷をしのぶよすがとあります。」とありました。
 
 筆舌に尽くしがたい環境であったであろう戦地で、ひらすら祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ無念のうちに亡くなられた戦没者精霊の御霊に心から哀悼の誠を捧げます。