博多なす栽培情報

2004/ 6/ 13 潅水(水やり)

台風4号

紫陽花
 ついこの間まで、こんな時期に台風が来るなんて考えもしませんでした。一昨年あたりから、この6月・7月に日本列島が台風に襲われるようになってきています。これもここ数年続いている異常気象のせいでしょうか?
 先週の金曜日にも台風4号がやってきましたが、台風が過ぎさったあとは、梅雨が明けたかのような、晴天続き。紫陽花が雨を恋しがるかのように咲いていました。

6月13日のハウスのようす
6月13日の博多なす 
 なすの原産地はインド東部のカルカッタ地方だと言われています。そしてこの地域でのなすの生育シーズンは、6月から9月の雨季です。この時期のカルカッタは、平均気温25度、赤道に近い地理的条件のため雨季でも日射量は十分あります。
 また雨季に降る雨で土の中の有機物の分解も進み、肥料も十分に与えられるという状態で育っています。より美味しい「博多なす」を皆様へお届けするために、生産農家は、なすの生まれ故郷の環境を自分のハウスの中に再現しています。これも仕事人の技の一つです。

潅水(水やり)

 なすは、一般的に93〜95パーセントが水分です。ですから茄子を栽培するには、多くの水が必要です。特に気温が上昇する今の時期は、土が乾きやすく、また茄子も多くの水分を吸収しますので、こまめに水をやる必要があります。
 生育の初期には、畝の上から潅水チューブを使って水をやっていますが、気温が高くなり、なすの樹も大きく、実もたくさん着いているこの時期は、それだけでは水が足りないので、畝(うね)の溝にも水をやります。


土の水分を調べるPFメーターです。

これは、土の中の水分状態を見るためのPFメーターと呼ばれる器具です。生産農家は博多なすが元気に育つようにこういった器具を使ったりして管理作業をしています。



潅水(水やり)のすんだ博多なすのハウス
畝のみぞに潅水チューブを使って水がたまるくらい潅水します。
 
 

潅水(水やり前)のなすの様子
気温が高くなるこの季節は、博多なすがもっとも水を欲しがる時期です。この写真は博多なすのハウスの畝間の溝ですが、この時期はこの畝間の溝が乾かないように水分を調節してあげます。

水をやっている様子
畝間に水やりをしている様子です。畝間の溝には堆肥を敷いていますので、こうすることで有機物の分解も進み、良い土の状態を保つことも出来ます。