2003/ 5/ 28 なすのトゲについて
麦秋
一面の麦畑が金色に輝き、筑後平野は麦秋の季節を迎えています。
風が吹いて麦の穂がそよぐ風景は、まるで金色の海に波が寄せるようにも見えます。
このごろは晴れた日には気温も25℃を超える日が続いています。
晴天に恵まれ、空気が乾燥している今は、麦刈りの時期です。
麦刈りが終われば、田植えの準備、その仕事の合間には博多なすの収穫や手入れと、この辺の農家はいま一番忙しい時期を迎えています。
5月28日のハウスのようす
平年の福岡の梅雨入りは6月3日前後ですので、そろそろ梅雨の走入なんでしょうが、このところの瀬高は晴天の日が続いていましてハウス中の気温も30℃を超えています。
昨日、今日と天候に恵まれて収穫量は増えていますが天気は周期的に変化していますので博多なすの収穫量も日ごとの変化が大きくなっています。
なすのトゲについて
「瀬高なす物語」に寄せられるご質問の中に、「おなすのヘタって、とげとげがあったりしてさわると痛いけど、美味いものには棘があるってことなんでしょーか?」とか、また他の方からも 「最近ヘタに刺のないなすが多いんですが これって、こういう種類なんですか?それともスーパーに並ぶ前にとれちゃうの?とっちゃうの? 」といったご質問もいただきました。
サボテンやバラ、栗のイガなどトゲを持つ植物は、たくさんありますがなすにもトゲがあります。なすのヘタのトゲは、なすの鮮度を知る上で大変大事なものです。
なすが流通している最中に、鮮度が落ちると、真っ先にトゲが落ちてしまいます。 また、生産者にとっては、なすの樹が健康かどうかを知るバロメーターでもあります。
とくに、春先からは日射量も増えて気温も上がってきて、冬の寒さを乗り越えた博多なすも、本来の元気を取り戻します。そうなるとなすのヘタや葉っぱのトゲも強くなってきます。つまりきれいな薔薇と元気な博多なすには、トゲがあるってことでしょうか。でもお料理するときなんかには、このトゲには気をつけてください。指なんかに刺さると本当に痛いんですから!!
ということで、今回は、なすのトゲをいろいろ見ていただきましょう。
もちろんなすの花にもトゲはあります。
なすには、ヘタのところだけではなく、こんなふうに葉っぱにもトゲがあります。良く見ないとわかりづらいかもしれませんが、葉脈の部分からトゲが出ています。
これが、なすのヘタのトゲです。料理しているときにうっかり触ると痛い思いをするものですが、私達生産者も博多なすの手入れをしているときには、よくこのトゲが指に刺さってしまいます。
ちびなすにだって、立派なトゲがあります。これは痛そう!
暖かくなると本格的に手入れや収穫で忙しい時期になってきます。
これから博多なすの一番美味しい時期になります。