瀬高には、昔から受け継がれている小さなお祭りがあります。
毎年8月24日に各地区で行われている「お地蔵さん」もそのひとつ。子供たちによっておこなわれる日も内容も少しづつ違いますが、おおよそ次のようなもの・・・。
中心になるのは小学校高学年の子供たち。各戸から少しづつの大豆や夏豆(そらまめ)を集めてくると、それを祭り当番の家で煮てもらいます。これを「地蔵さん豆」と呼んでいます。
今では豆のかわりにお金を集めてお菓子を買う地区もあります。上級生の指示で下級生が走り回り、どの家から何十円、どの家から何百円・・・。地蔵のもとに一生懸命集めてきて、「地蔵さん豆」のかわりにお菓子を買ってきてふるまいます。
子供たちは初盆の家からもらった提灯を地蔵の祠のまわりに下げ、夜、ろうそくを灯しながら、「地蔵さんにまいってくだはれ〜」と大きな声で呼びかけます。そして、地蔵に参り、お賽銭をあげてくれた人に「地蔵さん豆」をふるまうのです。
お賽銭は、お祭りの後、子供たちで山分けにします。嬉しいこともあるでしょうが、小さなケンカもよく起こります。でも、自分たちでつくっていく祭「お地蔵さん」を通して、地区の子供たちのつながりは、ますます強くなっていくのです。
そんな子供たちの様子に大人たちは、「お地蔵さん」に張り切る子供たちに、子供の頃の自分を思い出します。自分がどのようにふるさとに育ててもらったか、懐かしく振り返るのです。
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