<来歴・栽培>
京都市北区上賀茂、西賀茂とその付近が特産地とされてきましたが起源は明らかでなく 貞亨元年(1684年)刊行の「擁州府志」に賀茂なすと想像される記録があります。露地栽培では1月下旬に、は種し4月中旬〜5月上中旬に定植6月〜9月にかけて収穫します。
京都の賀茂川流域は良質の水と肥沃な土に恵まれ古くから特徴ある野菜を培ってきました。その代表的な野菜が賀茂なす。ほぼ球形のものが良いといわれています。果実の直径10cm 重さ200〜300gで収穫しないと色ボケするということです。
<特徴・用途>
果実は正円形で肉質は良くしまり光沢ある紫色をした大果(12〜15cm)の晩生種で、へたは他のなすと異なり3片からなる「3へた」となるものが多く、葉や茎、果実のへたに鋭い刺があります。主に煮食用に重用され輪切りにして「田楽」にすると美味です。
 |
| 賀茂なすのヘタは"三つベタ"といわれる三角状で、特有の硬いトゲがあります。また花しぼりが大きいため花落ちが悪いという特徴があります。 |
<食べ方・賀茂なすの田楽>
- 賀茂なすは、へたの部分を取り横半分に切り安定を良くするため底の部分を少し切り取ります。
- 1を金串でついて、油で揚げておきます。
- 赤味噌を鍋に入れ、酒、砂糖、みりんをいれ火にかけて練ります。
- 2の上に3をぬり、けしの実又は白胡麻をふりかけていただきます。
- 材料・・・賀茂なす2個、赤味噌150g、砂糖大さじ4〜6、みりん大さじ3、酒大さじ2
|